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地域 | 日本 |
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都市名 | 東京 |
解説 | 台湾事務局はもともと内閣に設置されていたが、1898年2月20日施行の「台湾事務局官制中改正」(勅令第24号)により、内務省の所管に移され、台湾事務局長は内務大臣の命令あるいは内務次官の指揮に従い、一切の事務を管理することとされた。内務省の台湾事務局には、内閣に設置されていた際と同様、局長1名(勅任)・書記官3名(奏任、すべて専任)が置かれた。1898年3月23日の「台湾事務局分課規程」に拠ると、台湾事務局には第一課・第二課・第三課が置かれ、第一課は台湾の地方行政および地方経済・予算経理・税務に関する事項、第二課は司法行政・警察および監獄・衛生・外国および外国人に関する事項、第三課は教育・土木・殖産・運輸交通・他課の主管に属さない事項を取り扱うこととされた。その後、1898年11月1日施行の「内務省官制改正」(勅令第259号)により、台湾事務局官制は廃止され、台湾総督府に関する事務は内務大臣官房台湾課に移管された。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 「内務省官制改正台湾事務局官制及明治二十七年勅令第六十六号(内務省土木技監設置ノ件)廃止(勅令第259号)」(アジ歴Ref:A03020355800)。「台湾事務局分課規程」(『台湾総督府法規提要 上巻』アジ歴Ref:A06032527300)。山崎丹照『外地統治機構の研究』(高山書院、1943年)17頁。 |
歴代長官 部局長等 |
野村政明(1898年2月20日-1898年10月8日)/鈴木充美・事務局長心得(1898年10月11日-1898年10月31日) |