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地域 | 中国 |
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都市名 | 福州 |
解説 | 明治5年9月、陸軍少将の井田譲が領事に任じられ福州在勤となり、10月に本庁を福州として厦門・台湾・淡水の三口の兼轄を命じられる。ただし、この辞令を受けて井田は即座に辞表を提出したとされる。同年11月(改暦して明治6年1月)に井田は総領事に昇任、次いで上海在勤を命じられる。明治7年4月、福州は厦門の福島領事の兼轄となる。明治13年7月、厦門領事館の廃止により福州は上海領事の兼轄となる。明治20年3月、副領事代理の上野專一が福州在勤となり、厦門兼轄を命じられる。明治22年1月、台湾・淡水の両口の兼轄を命じられる。明治24年9月、福州領事館の閉鎖により、館務は上海領事館の取り扱いとなる。明治29年、福州・汕頭の両口は厦門領事の兼轄となる。明治31年8月、厦門領事館に福州分館が開館、翌年4月に福州分館を改組して領事館を置く。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 東亜同文会編『対支回顧録』下、原書房、1968年、93~94頁。 角山榮編著『日本領事報告の研究』同文舘、1986年、478~486頁。 明治期外交資料研究会編『外務省制度・組織・人事関係調書集 第3巻 (外務省年鑑 明治42年版) (明治期外務省調書集成)』クレス出版、1995年、316~317・328~329頁。 |
歴代長官 部局長等 |
井田譲・領事(明治5年9月4日着任)/井田譲・総領事(明治5年11月27日着任-1873年5月閉鎖)/上野專一・副領事代理(1887年3月28日着任)/上野專一・領事代理(1891年4月1日着任-1891年4月閉鎖)/豊島捨松・事務代理(1899年5月1日着任)/豊島捨松・二等領事(1899年5月15日着任)/中村巍・領事(1903年6月4日着任)/高橋橘太郎・領事(1905年12月4日着任)/佐藤一郎・事務代理(1907年9月24日着任)/天野恭太郎・領事代理(1908年7月21日着任)/天野恭太郎・領事(1909年6月30日着任)/岩村成允・事務代理(1909年8月24日着任)/高洲太助・領事(1909年11月23日着任)/土谷久米蔵・領事代理(1911年8月11日着任) |