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地域 | 中国 |
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都市名 | 天津 |
解説 | 1871年9月13日調印の「日清修好条規」に基づき、1875年8月17日に開設され、池田寛治が1875年9月3日に駐天津副領事に任命された(1875年9月20日着任)。在天津領事館は最初、イギリス租界内のアメリカ人住宅の一部を借りて開設されたと言われている。在天津領事館は、開設当初は牛荘(営口)を兼轄したが、1876年3月10日に在牛荘領事館が設置されたことにより兼轄は解除となる。1894年8月2日の日清戦争開戦により引揚げ、1895年5月に荒川巳次が一等領事に任命され、領事業務を再開した。日清戦争後の1896年7月21日に調印された「日清通商航海条約」により日本は天津に租界を設置することとなり、在留する日本人が急増したため、1902年1月に在天津総領事館に改編された。1909年には、在天津総領事館はイギリス租界から日本租界内に移転している。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 「副領事池田寛治清国天津領事館在勤被仰付候付御委任状御下渡ノ儀上申」(アジ歴Ref:A01100133800)。外務省記録局編『外務省沿革略誌』1889年、19頁。天津地域史研究会編『天津史 再生する都市のトポロジー』東方書店、186~192頁。外務省百年史編纂委員会編『外務省の百年 上巻』原書房、1971年、97頁。角山榮編著『日本領事報告の研究』同文舘、1986年、486頁。戦前期官僚制研究会編・ 秦郁彦著『戦前期日本官僚制の制度・組織・人事』東京大学出版会、1981年、320~321頁。 |
歴代長官 部局長等 |
領事:池田寬治・副領事(1875年9月20日着任)/水品梅処・副領事代理(1876年6月14日着任)/池田寬治・副領事(1876年9月20日着任)/水品梅処・副領事代理(1877年5月12日着任)/池田寬治(1878年4月12日着任)/加藤秀一・領事代理(1878年12月3日着任)/池田寬治(1879年3月31日着任)/加藤秀一・事務代理(1879年9月12日着任)/竹添進一郎(1880年7月19日着任)/島村久・事務代理(1882年5月2日着任)/島村久・領事代理(1882年9月6日着任)/室田義文・事務代理(1883年11月9日着任)/原敬(1884年1月16日着任)/波多野承五郎(1885年7月1日着任)/鶴原定吉(1888年7月20日着任)/荒川巳次・領事代理(1890年7月27日着任)/荒川巳次・一等領事(1893年11月10日着任)/荒川巳次・一等領事(1895年6月17日着任)/鄭永昌・二等領事(1896年3月9日着任)/藤田豊三郎・事務代理(1897年7月29日着任)/鄭永昌・二等領事(1897年10月14日着任)/鄭永昌・一等領事(1897年12月12日着任)/伊集院彦吉(1901年4月1日着任) 総領事:伊集院彦吉(1902年1月10日着任)/矢田長之助・事務代理(1902年5月11日着任)/伊集院彦吉(1902年6月26日着任)/奥田竹松・事務代理(1906年4月5日着任)/伊集院彦吉(1906年7月26日着任)/加藤本四郎(1906年11月1日着任)/山内四郎・事務代理(1907年10月19日着任)/小幡酉吉・総領事代理(1908年3月20日着任)/小幡酉吉(1909年3月20日着任)/高橋新吉・総領事代理(1911年5月23日着任)/小幡酉吉(1911年9月23日着任) |