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地域 | 日本 |
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解説 | 幕末・明治初年に開港・開市場に設置された貿易取締りおよび関税を徴収する機関。明治初期の運上所は外国事務局・外国官・外務省に属したが、1871年(明治4年)8月に大蔵省に移管された。その後、租税寮の管轄下に置かれた。同年11月5日指令の「各港運上所職制」によって職務の分担をみると、①輸出入品の点検・計量、価格の監検(検査)、②輸出入税の査定(税額課)、③輸出入税の査収、④申請書・外国新聞などの翻訳および通訳(通訳課)、⑤運上所内の雑務(庶務課)となった。1872年(明治5)に⑥海陸取締り(視船課・邏卒課まもなく監船課・巡警課と改称)が付け加えられた。また。各港運上所の名称が不統一であったために、同年11月に税関と改称された。 |
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参考資料 | 日本外交史辞典編纂委員会編『日本外交史辞典』(山川出版社、1992年)83頁 |