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地域 | 南方軍政地域 |
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都市名 | シンガポール |
解説 | 太平洋戦争中、陸軍占領地であるマレー・スマトラ両地区(シンガポールを含む)の軍政は当初第25軍軍政部が担当し、地方機構の一つとして昭南特別市が設置された(1942年2月の占領後、シンガポールを昭南島と改称)。特別市長が任命され、1942年3月に初代特別市長である大達茂雄が着任した。5月には旧蘭領スマトラのリオ、リンガ、カリムン、タンベラン、アナンバス、ナトウナの各群島が昭南特別市に編入された。7月には第25軍軍政監部が編成され、昭南特別市にも総務、民生、経済、施設、警務の各部が置かれた。さらに、1943年5月の第25軍軍政監部のスマトラ移駐に際して、南方総軍直隷の組織として馬来軍政監部が昭南に新設され、昭南特別市も編入された。1945年3月、昭南特別市の軍政は前年新設された第7方面軍軍政監部(通称は昭南軍政監部)の直轄へと移行された。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 第25軍軍政部の編成については、「第25軍軍政実施要綱」(C14060608700)を参照。秦郁彦編『南方軍政の機構・幹部軍政官一覧』非売品、1998年、24-25頁。岩武照彦『南方軍政論集』巌南堂書店、1989年、63-81頁。 |
歴代長官 部局長等 |
昭南特別市長大達茂雄 1942年3月7日~1943年7月8日内藤寛一 1943年7月19日~終戦により廃止 |