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地域 | 南方軍政地域 |
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解説 | 太平洋戦争中、東南アジアにおける海軍占領地の軍政を司る機関として南西方面海軍民政府が設置され、その民政府を統括するため民政府総監の役職が設けられた。1942年4月27日「南西方面艦隊民政府令」に基づき設置された。民政府は南西方面艦隊に属し、その任務はボルネオ島及びその付属島嶼、セレベス島及び付属島嶼、及び小スンダ列島における占領地行政と海軍関係要務を司るとされた。その編成は、文官である民政府総監のもとに官房と総務、財務、産業、衛生、交通土木、法務の6局を置き、1942年8月セレベス島のマカッサルに開庁された。当初は南西方面艦隊民政府とされたが、1943年4月1日第二南遣艦隊の指揮下に入り、南西方面海軍民政府に改称された。1944年2月に第四南遣艦隊の新設にともない南西方面海軍民政府の管轄が縮小され、その後も戦局の悪化に伴い財務局と産業局が合併され経済局となるなど組織の簡素化が進んだ。1945年7月末頃までには、在マカッサル民政府職員の大半がスラバヤへ後退した。 |
上位の階層 | 明治・大正・昭和(植民地・占領地) > 南方軍政地域 > 南西方面海軍民政府 |
参考資料 | 南西方面海軍民政府の官制については、C13072037000(1942年4月)とC13072037100(1942年4月)を参照。改称前の南西方面艦隊民政府の官制についてはC13072005200(1942年4月)を参照。 |
歴代長官 部局長等 |
岡田文秀(1942年5月16日~1944年1月15日)/山崎巌(1944年1月15日~1944年7月25日)/三橋孝一郎(1944年8月14日~1945年9月28日) |