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地域 | 南方軍政地域 |
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解説 | 太平洋戦争開戦にともなう南方進攻にともない、占領地軍政を担当するため南方軍参謀部第3課(後方担当)に第1班(軍政班)を置いた。その後、1942年6月に第15軍(ビルマ)、第16軍(ジャワ)、第25軍(マレー・スマトラ)、ボルネオ守備軍の軍政を統括する組織として南方軍軍政総監部が編成された。南方軍総参謀長が軍政総監を兼任し、軍政総監部総務部長は南方軍総参謀副長が兼任した。編成時の軍政総監部は、総務、経済、交通、厚生の各部のほか、敵産管理部、軍政会計監督部を置いた。1943年4月には経済部が産業部と財務部に二分され、同時に厚生部は廃止された。同年8月には交通部と敵産管理部が廃止されるが、廃止された部の業務は大部分が総務部によって吸収された。南方軍総司令部のマニラ移駐にともなって1944年4月15日に廃止され、業務と人員の大半は同日付で編成された新設の第7方面軍軍政監部に引き継がれた。 |
上位の階層 | 明治・大正・昭和(植民地・占領地) > 南方軍政地域 > 南方軍軍政総監部 |
参考資料 | 南方軍軍政総監部の分掌については、「「軍政総監部執務規定」制定の件」(C01000612800)を参照。秦郁彦編『南方軍政の機構・幹部軍政官一覧』非売品、1998年、23-24頁。岩武照彦『南方軍政論集』巌南堂書店、1989年、60-95頁。 |
歴代長官 部局長等 |
黒田重徳(1942年7月25日~1943年5月19日)/清水規矩(1943年5月19日~1944年6月27日)/綾部橘樹(1944年6月27日~終戦により廃止) |