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地域 | 香港 |
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解説 | 憲兵隊は警察権を掌握し、総督管区の治安維持にあたった。1942年1月19日、香港占領地総督部編成において、香港憲兵隊は軍隊区分をもって編成された。同年2月20日、総督発令の「香督命第一号」により、香港憲兵隊長は総督管区における保安及び軍事警察、軍政実施に伴う一般行政警察、司法警察及び消防に任ぜられた。また、参謀長指示である「香督指第一号」により、香港憲兵隊の任務として次の9点が掲げられた。【1】軍機保護【2】軍事行政及び軍事諸施設の掩護【3】適性人及び不逞分子の諜報宣伝謀略に対する防攻【4】治安情報の収集、【5】香港占領地総督管区(旧イギリス領及び租借地)における出入、軍需品以外の物資の搬出入、居住・企業・営業の取締【6】出版、集会、鉄砲・火薬・爆発物、郵便、通信、ラジオ、写真その他軍事上及び治安上影響ある事項の検閲ならびに取締【7】渉外警察事項の処理【8】軍人軍属の軍紀風紀の監察【9】不良邦人の取り締まり。 |
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参考資料 | 防衛庁防衛研修所戦史室『戦史叢書 香港・長沙作戦』(朝雲新聞社、1971)329-335,香港占領地総督部報道部監修、東洋経済新報社編『軍政下の香港』(香港東洋経済社、1944),117。 「香港占領地総督部命令」については、C01000125300(1942年2月)を参照。 |