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地域 | 日本 |
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都市名 | 東京 |
解説 | 終戦時、大蔵省外資局は総務課、計理課、管理課の三課制で、総務課は海外関係財務の総合調整、外資金庫、金資金を、計画課は海外に関する財政金融諸方策の計画、海外財政経済の調査を、管理課は対外決済、為替管理、在外財産・本邦外国人財産、外貨債の管理を主として所掌。終戦直後の1945(昭和20)年9月10日、管理課から対外決済、為替管理関係事務を分離して為替課を新設し、占領政策に備えた。国内の財政金融行政とは異なり、国際金融関係事務は直接的にGHQの掌握下におかれた。外資局は1946(昭和21)年2月2日の機構改革によって、理財局に吸収・廃止され、国際金融関係事務は一切、理財局外資課一課で所掌する体制となった。なお、外資局計画課の海外財政経済調査事務は理財局調査課に移管された。1946(昭和21)年6月1日、大蔵省に特殊財務部(のち管理局となる)が設置されると、外資課所掌事務のうち、在外財産、渉外負債、外国人財産保全等の実務的な側面は特殊財務部で担当することとなった。 |
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参考資料 | 大蔵省財政史室編『昭和財政史 終戦から講和まで4 財政制度 財政機関』東洋経済新報社、1977年、574-577頁。 |