トップページ > グロッサリー検索
地域 | 日本 |
---|---|
都市名 | 東京 |
解説 | 銀行など金融機関の監督および金融制度の整備に関する事務を所管する大蔵省の内部部局。1880(明治13)年5月8日に初めて設置される。一時期、廃止となるが、1916(大正5)年4月10日に再び設置され、43年11月1日には銀行保険局と改称した。1945年5月19日には、理財局と合併し金融局となる。1946年2月2日に、金融局が、理財局と銀行局に分離した。その後、1998年6月22日に廃止となり、同局の事務は金融監督庁に引き継がれた。1916年の再設置は、金融機関への監督強化策の一環であり、1927年の金融機関検査制度が整備された際に、機構が拡充された。大戦末期の本土決戦に備え、1945年3月2日に、「時局ニ対処スル各庁行政ノ簡素強化ニ関スル件」が閣議決定すると、5月に理財局と合併し金融局となる。これは、理財局が担当する軍事費と、銀行保険局が担当する軍需金融の監督を統一的におこなうための合併であった。金融局は、終戦後の1946年2月2日の大蔵省官制改正により、廃止となる。再び理財局と銀行局が設置され、金融局は解体された。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 「大蔵省銀行局」(執筆者 大森とく子)『国史大辞典2』吉川弘文館、1980年、558頁。Ref.A03034290500。 |