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地域 | 日本 |
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都市名 | 東京 |
解説 | 1929(昭和4)年6月10日、外地統治の中央機関として拓務省を設置。その長として拓務大臣を置いた。拓務大臣は、朝鮮総督府・関東庁・樺太庁・南洋庁に関する事務を統理し、南満州鉄道株式会社・東洋拓殖株式会社の業務を監督すると定められたが、枢密院における審議過程で朝鮮の地位の特異性が議論に上がり、拓務大臣の朝鮮総督に対する権限は官制上あいまいな点を残した。初代拓務大臣は、田中義一(内閣総理大臣)の兼務。以後、内閣総理大臣や外務大臣が兼務する例が多く見られた。1942(昭和17)年11月1日、「大東亜省官制」の制定にともない、拓務省を廃止。最後の拓務大臣は、井野碩哉(農林大臣と兼務)。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 「拓務省」(執筆者 馬場明)『国史大辞典9』吉川弘文館、1988年、110-111頁。 |