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地域 | 日本 |
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都市名 | 東京 |
解説 | 国庫局は、国庫金(国の資金)に関する事務を行う部局である。日本銀行開業以前は、東京・大阪では大蔵省出納局が国庫金を直接出納し、その他の地方では大蔵省為替方を命じられた各地の銀行が国庫金を扱っていた。日本銀行開業翌年の1883年5月6日に国庫局が設置される。ただし当初、支払い事務は大蔵省が直轄し、日本銀行は国庫に入る現金を収納し、大蔵省へ送付するかその他に払い渡しする補助的な業務にとどまっていた。1890年4月1日、政府から日本銀行に国庫金の出納・保管が全面委託され、政府はこれを監督するだけの委託制度になる。1922年4月11日に委託制度が廃止され、国庫金を国の日本銀行に対する貯金として預かる預金制度に変更された。 |
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参考資料 | 『日本銀行百年史』第1巻、259~273頁『日本銀行百年史』第2巻、44~47頁 |