日本

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家畜の改良、増殖、衛生、その他家畜に関する事務を掌るため、1923（大正12）年４月１日、農商務省に設置された。1925（大正14）年４月１日の農林省発足時に農林省の一内局となる。当初は、畜政課、畜産課、馬産課、家畜衛生課の４課が設置されていた。1931（昭和６）年の満州事変以降、軍馬の確保とその資源の保護の観点から馬事行政の強化が要請されるようになった。この要請に伴い馬事行政が1936（昭和11）年７月６日に外局たる馬政局として独立すると、畜産局の規模は縮小する。畜政課、家畜保険課、畜産課、経営改善課の４課となり、馬を除く畜産行政全般を所管した。1941（昭和16）年１月21日に農畜一体の理念のもとに畜産局は廃止され、それまで一元的に主管してきた畜産行政事務は各局に分割され、多くは農政局の所管となった。

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農林大臣官房総務課編『農林行政史』第３巻、財団法人農林協会、1958年、285‐286、411頁。Rｅｆ．A03022556400