トップページ > グロッサリー検索
地域 | 日本 |
---|---|
都市名 | 東京 |
解説 | 1945年6月29日の閣議決定「国務司令官設置ニ関スル件」に基づき、激化する空襲下で枢要国務の維持遂行を目的として設置された。将来的に本格的堅牢施設を建設することとされたが、暫定措置として既存の施設を利用することとなった。中枢司令室を総理大臣官邸・麹町電話局、第一国務司令室(外務・司法・文部・厚生・大東亜・農商)を第一相互ビルに、第二国務司令室(内閣・内務・陸軍・海軍)を内務省に、第三国務司令室(大蔵・軍需・運輸)を日本銀行にそれぞれ設置することとなった。しかし、設置後まもなく敗戦となり、1945年8月15日の閣議決定によって廃止された。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 「国務司令室設置ニ関スル件」(Ref:A14101274900)。「国務司令室廃止ニ関スル件」(Ref:A14101276100)。「国務司令室執務要覧送付の件」(国立公文書館デジタルアーカイブ:平15会計00064100)。伊藤隆監修・百瀬孝著『事典 昭和戦前期の日本 制度と実態』吉川弘文館、1990年、16~17頁。 |