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地域 |
蘭領東インド
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都市名 |
セレベス島
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解説 |
第23特別根拠地隊は、1942年3月10日、佐世保連合特別陸戦隊司令部と佐世保第2特別陸戦隊を、セレベス島に駐留することを目的として改編した部隊である。1942年4月10日の戦時編制で南西方面艦隊第2南遣艦隊隷下となる。1943年7月までにティモールをのぞく小スンダ列島およびセレベス(スラウェシ)島の防衛に従事していたが、バリ、ロンボック、スンバワを担当していた第三警備隊が第21特別根拠地隊に編入されたため、小スンダ列島のうちスンバ島とフロレス島のみを担当することとなった。9月ごろ、司令部をマカッサルに置く。1944年10月23日の中央協定改訂により、陸上直接防衛は第二方面軍司令官(陸軍大将阿南惟幾)が所在海軍部隊もあわせて指揮することとなったため、その指揮下に入った。終戦時の司令官は、給油艦隠戸特務艦長、重巡洋艦摩耶、戦艦金剛艦長を務めた海軍中将大杉守一。マカッサルで終戦を迎えた。第23特別根拠地隊の一部は1946年7月中旬以降ジャワの残留作業隊に編入された。同地の作業隊は1947年3月に復員開始、5月初旬完了。大杉は1948年8月28日、戦犯に指名され刑死。
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参考資料 |
『戦史叢書 南西方面海軍作戦 第二段作戦』6~23、223~224、288、535頁、付録第一。
『戦史叢書 南西方面陸軍作戦 マレー・蘭印の防衛』463~464頁
アジ歴Ref:C08030263300、1~4頁
福川秀樹『日本陸海軍人名事典』芙蓉書房出版、1999年12月、98頁
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