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地域 |
小笠原諸島
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都市名 |
硫黄島・父島
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解説 |
小笠原諸島に所在する部隊は第31軍の隷下にあったが、アメリカ軍がサイパンに上陸し戦況が悪化したことにより、第31軍が指揮できなくなった。このため、小笠原所在の部隊を統括する小笠原兵団が1944年6月25日に第109師団を基幹として編成された(大陸命1038号)。第109師団長の陸軍中将栗林忠道が兵団長を兼任。大本営直轄であり、小笠原諸島に所在する海軍の部隊も指揮した。1945年3月にアメリカ軍の攻撃により硫黄島を失陥し、栗林も戦死した後は、父島所在の混成第1旅団を基幹として新たに編成された第109師団を中心として再編成。新たに第109師団長となった陸軍中将立花芳夫が兵団長を兼任した。終戦後は、9月3日にアメリカ駆逐艦ダンラップ艦上にて降伏文書に調印。立花中将をはじめとする戦犯関係者以外は、1945年11月23日から翌1946年1月30日の間に長運丸・凌風丸・千歳丸などの日本船およびアメリカ軍のLSTに逐次乗船して出港。1945年20年11月27日から翌1946年2月8日の間に13,355名が浦賀(一部は鹿児島)に上陸して復員した。
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下位の階層 | |
参考資料 |
C12122489300、2画像目。C12122492600、29~30画像目。C15010237100、1~2画像目。『戦史叢書 中部太平洋陸軍作戦〈2〉ペリリュー・アンガウル・硫黄島』、417-423頁
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