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地域 |
中国
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都市名 |
汕頭
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解説 |
汕頭は中国広東省東部の都市で、福州、厦門、広東と並ぶ開港場として、貿易・交通の要であった。日本からも1904年以降、台湾方面からの渡来が増加。汕頭日本居留民会は、汕頭在留の日本人全体の公共事業処理のために設けられた団体で、領事館令により在留邦人全体を組織し、居留民からの課金を諸事業の財源としていた。主要事業は、学校経営、墓地や火葬場の管理等。日中戦争中1938年10月に広東が攻略されて、香港から広東を経由する援?ルートが遮断されると、汕頭は国民政府にとって香港に代わる対外補給路なった。また、華僑の主出身地として、汕頭への送金は莫大なものとなり、国民政府の重要な資金源となっていた。そのため1939年6月6日大本営は第21軍と第5艦隊に協同して汕頭を攻略することを命じ、6月21日には陸上部隊は汕頭要衝を占領。終戦後、汕頭地区は第7戦区余漢謀司令官の管下におかれ、在留日本人は汕頭支隊長小野修少将(元第130師団第94旅団長)の指揮の下、1945年9月、?石に集結。汕頭日本居留民会も書類などの接収を受けた。
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上位の階層 | |
参考資料 |
防衛庁防衛研修所戦史室編『戦史叢書 中国方面海軍作戦<2> 昭和十三年四月以降』朝雲新聞社、1975年、54~60、98~99頁
アジ歴Ref:B03050365700(3~6画像)、C15010542100(1~3画像)、C11110408200(1~4画像)。
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