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Commentary | 師団は、日本陸軍の常備兵団における最大の編制単位。日露戦争中の1905(明治38)年、既存の全ての師団が戦地に派遣され、日本国内に駐留する師団がなくなったため、4個師団が新設された。第14師団はその一つであり、1905年4月福岡県小倉町(現在の小倉市)で編成された。初代師団長は土屋光春。第14師団は満洲に渡り、奉天以北の警備にあたった。1908年9月、第14師団の衛戍地が宇都宮に決定された。第14師団は、歩兵第27旅団(水戸)と歩兵第28旅団(宇都宮)で構成され、隷下に歩兵第2連隊(水戸)と歩兵第59連隊(宇都宮)、歩兵第15連隊(高崎)と歩兵第66連隊(宇都宮)等が置かれた。1919(大正8)年6月第14師団隷下の歩兵第2連隊第3大隊がシベリア出兵に派遣されたが、1920年2月にニコラエフスクで尼港事件が起こると、5月に同大隊は殺害された。1923年の関東大震災の際には、第14師団から歩兵第15連隊や歩兵第66連隊等が東京や神奈川に派遣された。 |
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Upper level hierarchy | |
Reference Codes | 「第14師団を露領に派遣し第12師団と交代せしむる件」Ref:C03010156800 |