Top Page > JACAR Glossary Search
Commentary | 師団は、日本陸軍の常備兵団における最大の編制単位。1895(明治28)年の日清戦争終結以降、日本はロシアとの戦争に備えるために戦力を増強することとなり、6個師団を新設したが、第10師団はその一つであり、1898年姫路に新設された。初代師団長は伏見宮貞愛親王。第10師団は、歩兵第20旅団(姫路)と歩兵第8旅団(福知山)で構成され、隷下に歩兵第20連隊と歩兵第39連隊(福知山)、歩兵第10連隊と歩兵第40連隊(姫路)等が置かれた。1904年2月の日露戦争では、第10師団は第3軍の隷下に属し、5月の南山の戦いや8月の遼陽、1905年3月の奉天会戦等に参加した。1914年の第1次世界大戦の際には、第10師団隷下の歩兵第39連隊の大隊が独立第18師団下に入れられ、青島の攻略にあたった。1923年の関東大震災の際には、第10師団から工兵第10大隊や救護班が東京に派遣された。1925年の宇垣軍縮では、第10師団の歩兵第10連隊が、第17師団が廃止された後の岡山に移転した。 |
---|---|
Upper level hierarchy | |
Reference Codes | 「第3編陸軍との共同作戦/第7章第10師団の南尖子上陸掩護」Ref:C05110060900 |