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Area | 香港 |
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Commentary | 1942年2月19日香港占領地総督部が編成され、初代総督に磯谷廉介(中将)が就任した。2月20日より占領地総督前身である第23軍の軍政庁業務を引き継ぎ、参謀部下の香港憲兵隊に任務を明示して軍政を開始した。総督の下には総務長官と参謀部が置かれたほか、総督の諮問機関として総督部直下に華民代表会と華民各界協議会を設置。両華民会には中国人の諮問機関が設置され、新たに区が新設されたことは特徴的であった。当時の香港では、中国系住民が圧倒的多数を占めていたため、香港占領地総督部は中国人を取り込む形で統治機構を作っていた。1944年12月以降、初代総督・磯谷廉介の後を継いだ田中久一は、1943年に就任した第23軍司令官と香港総督を兼任した。日本敗戦とともに総督機能は停止。香港は再びイギリスの支配下に置かれた後、1997年7月1日に中国に返還された。 |
Upper level hierarchy | Meiji/Taisho/Showa (Colonies/Occupied Territories) > Hong Kong > Office of the Governor-General, Hong Kong Occupied Territory |
Lower level hierarchy |
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Reference materials | 小林英夫・柴田善正『日本軍政下の香港』社会評論社、1996年、71-83頁。香港占領地総督部報道部の香港建設については、C11110663600、1-9画像目。香港占領地総督部命令については 、C01000125300、1-14画像目。 |
Secretary general of the past | 歴代香港統治者:香港軍政庁長官酒井隆陸軍中将・新見政一海軍中将(1941年12月25日~1942年2月20日)香港占領地総督:磯谷廉介陸軍中将(1942年2月20日~1944年12月24日)田中久一陸軍中将(1945年2月1日~1945年8月15日) |