朝鮮

京城

韓国統監府統監官房は、1907（明治40）年10月の統監府事務分掌規程改正により、それまでの統監府総務部に代わる形で設置された。統監官房の設置に当たり、総務部に設置されていた秘書課は廃止となり、統監官房は文書課、人事課、会計課の3課体制となった。この改正以降、それぞれの課は総務部での所管事項をほぼ同様に所管したが、人事課が傭聘に関する事項を所管から外した一方、韓国高等官吏の任免に関する事項を新たに所管した。1910年の朝鮮総督府設置により韓国統監府及び同統監官房は廃止され、朝鮮総督府には総督官房が設置された。

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朝鮮総督府官制について、A03020866700（1910年9月）を参照。「統監府事務分掌規程」統監府訓令第10号、1907年5月21日（『公報』第7号、1907年5月21日）「統監府事務分掌規程中改正」統監府訓令第21号、1907年10月9日（『公報』第27号、1907年10月19日）