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Area | 台湾 |
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City name | 台北・台中・台南・新竹・屏東 |
Commentary | 郵便電信の業務を掌った、台湾総督の管理に属する機関。1896年4月に官制が施行され(勅令第95号)、日本軍の野戦郵便電信の施設及び人員を継承して業務が開始された。当初は一等及び二等の郵便電信局、郵便局、電信局が置かれ、一等郵便電信局は各県庁所在地(台北、台中、台南)に置かれた。1898年6月の官制改正(勅令109号)により郵便受取所が三等郵便電信局と改称され、また電話交換局より業務移管を承け電信建築及び電話業務の兼掌が定められ、指定の一等郵便電信局が業務にあたるとされた。一等郵便電信局長は奏任官、二等郵便電信局長は奏任又は判任官であり、1898年の官制改正以降、前者は通信事務官、後者は通信事務官補が充たった。その他判任官の郵便電信書記(1898年通信書記と改称)、通訳生(1897年通訳に改称)が置かれ、電信業務等を担う郵便電信局には奏任官の技師と判任官の技手が配置された。1907年4月の台湾総督府郵便局設立(勅令第161号)により所掌事項が引き継がれ、廃止された。 |
Upper level hierarchy | Meiji/Taisho/Showa (Colonies/Occupied Territories) > Taiwan > Office of the Governor-General of Taiwan > Governor-General of Taiwan > Post and Telegraphy Bureau, Office of the Governor-General of Taiwan |
Reference materials | 官制改正については、A03020233500(1896年3月)、A03020340800(1898年6月)、A03020717600(1907年4月)を参照。台湾総督官房調査課『施政四十年の台湾』(台湾時報発行所、1937年、284頁)。台湾総督府交通局逓信部『逓信志 通信編』(台湾総督府交通局逓信部、1928年、17-31頁)。 |