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Area | 台湾 |
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City name | 台北 |
Commentary | 台湾総督府参事官室は、総督ないし民政長官の命をうけ審議立案をつかさどり、または臨時に命をうけ各課の業務を助ける参事官の職務空間もしくは組織である。参事官は1896年の民政部官制で定められ、当初の定員は専任3(翌年2に改正)であった。1898年の官制改正で、参事官長が置かれ、参事官の定員は参事官長1(勅任)専任参事官2(奏任)となった。1900年の官制改正で、参事官の定員が専任4(奏任)となり、参事官室に翻訳官(定員は専任5)が置かれた。1905年の官制改正で参事官長が廃止された。1913年の官制改正で参事官の定員が専任3(奏任)となった。なお、参事官には専任の者以外に各部署の長や事務官、総督秘書官などが兼任で任じられていた。1917年以前、参事官室は組織としての明文規定が存在しなかったが、1899年から1901年までの台湾総督府職員録には参事官室が明記されており、参事官や翻訳官、属や嘱託などが配属される空間としての参事官室の存在は認識されていた。1918年、事務分掌規程の制定により、規程上に参事官室が明記された。参事官室は官房に置かれた。1924年の官制改正で参事官が廃止された。事務分掌規程により官房に審議室が置かれ、参事官室が廃止された。 |
Upper level hierarchy | |
Reference materials | 参事官の設置についてはA03020233000 、翌年の定員削減についてはA03020310400。参事官長の設置についてはA03020340500。参事官の定員増加と翻訳官の設置についてはA03020444800。参事官長の廃止についてはA03020645100。参事官の定員削減についてはA03020965500 。職員録の記載内容については、当該年の『台湾総督府職員録』を参照した。事務分掌規程への参事官室明記については、『台湾総督府報』典蔵號0071021870e006。参事官の廃止についてはA03021532000、参事官室の審議室への改変については『台湾総督府档案』典蔵號0071023412e023 |
Secretary general of the past | ※専任参事官のうち、顕著な活動履歴が見られる者を抜粋。仁礼敬之 1896年度中村純九郎 1896.4.23任官、直後に拓殖務省に転ず。大鳥富士太郎 1896年度専任、大鳥圭介の子大島久満次 1896-1901専任関屋貞三郎 1900.5-1905.7山崎達之輔 1908年度持地六三郎 1902-1909山田新一郎 1909-1910年度賀来佐賀太郎 1913-1915年度専任池田幸甚 1913-1915年度楠正秋 1906-1912年度専任石井光次郎 1919.11-1922.5一戸二郎 1924年度ー1924.12.25 |