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Area | 日本 |
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City name | 東京 |
Commentary | 日本を代表する総合的研究機関。1917年3月20日に財団法人理化学研究所として創設された。設立の背景には、産業発展のためには研究機関が必要だという認識が社会的に共有されていたことがあり、第一次世界大戦により工業製品の輸入が途絶したことも影響を及ぼした。1921年に第三代所長に就任した大河内正敏は、研究資金を獲得するため、研究所内での発明を自力で工業化することを考え、理化学興業を創設した。その後、同社を親会社にして多くの企業が設立され、新興財閥「理研コンツェルン」が形成された。理研コンツェルンのなかには、研究所で開発された感光紙を商品化するため1936年に設立された理研感光紙(現在の株式会社リコーの前身)などがあった。1948年には、財団法人理化学研究所は廃止され、株式会社理化学研究所となった。 |
Upper level hierarchy | Showa (Sino-Japanese War / Asia-Pacific War) > Wartime Regime > Health and Hygiene > Organizations or Committees > RIKEN (Institute of Physical and Chemical Research) |
Reference materials | 「理化学研究所」(執筆者 斉藤憲)『国史大辞典14』吉川弘文館、1993年、517-518頁。「理研コンツェルン」(執筆者 斉藤憲)『国史大辞典14』吉川弘文館、1993年、543頁。Ref: A14080170800、1-3画像目。 |