日本

東京

水産及び水産物ならびに漁船保険に関する事務を掌る農林省の内局。1885（明治28）年２月20日、農務局から分岐して発足し、1890（明治23）年６月21日に再び吸収されるも、1897（明治30）年に再度独立した経歴を持つ。1941（昭和16）年１月21日の官制改編時、同局には漁政課、海洋課、施設課の３課が設置されていた。漁政課では、漁政上諸般の調査、水産増殖に関する事項を所掌。海洋課では、遠洋漁業の指導奨励を実施した他、日ソ漁業条約及び露領水産組合に関する事項を所掌。施設課では、漁船に関すること及び漁船法の施行に関することを所掌した。

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農林大臣官房総務課編『農林行政史』第１巻、財団法人農林協会、1957年、280‐281頁。Rｅｆ．A03022556400