終戦連絡事務局の中央機関として設けられ、連合国最高司令官総司令部と日本政府の連絡業務を主に担った。所在地は東京都芝区田村町(当時)。設立当初の組織構成は長官と四つの部からなり、長官は勅任で、外務大臣の指揮監督を受け、局務を統理するとされた。各部では総務、軍事・政治その他連合国軍に対する通信便宜供与、賠償・経済的調整、俘虜抑留者等の事項がそれぞれ取り扱われた。初代長官には終戦時の外務省調査局長の岡崎勝男が就任した。1945年10月1日の官制改正(勅令550号)により、組織構成は総裁-次長-官房・六部へと変更され、その後も組織改正が加えられたが、1948年1月31日に廃止された。
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