2013年05月28日
このたび、琉球大学附属図書館との連携により、同館所蔵公開資料の「宮良殿内文庫」全285件の目録データを公開しました。アジ歴のデータベースで資料検索を行うと「宮良殿内文庫」も検索対象となり、「閲覧(外部)」ボタンをクリックすることで、琉球大学附属図書館ホームページ内の「琉球・沖縄関係貴重資料デジタルアーカイブ」(http://manwe.lib.u-ryukyu.ac.jp/d-archive/)で公開されている同資料のデジタル画像を閲覧することができます。
【公開日】5月28日
【資料概要】
資料提供館:琉球大学附属図書館
資料群名:宮良殿内文庫
【階層】
琉球大学附属図書館>宮良殿内文庫
○「宮良殿内文庫」とは
「宮良殿内文庫」(みやらどぅんちぶんこ)は、沖縄県石垣市の旧家宮良家(みやらけ)に先祖代々から継承されてきた資料群であり、昭和37年に当時の当主、故宮良当智氏により、約300点が琉球大学附属図書館に寄贈された。宮良家は、近世琉球において代々八重山地方の頭職(かしらしょく:沖縄県の宮古・八重山地方の島役人の最高職のこと)を勤めたほか、多くの地方役人(ぢかたやくにん)を輩出した家であり、その屋敷と共に「宮良殿内」と尊称された。沖縄戦で壊滅的な被害を受けた本島に比して、八重山島では地方行政文書がかなりの数残されており、本文庫は沖縄全体の歴史を語る上でも重要な資料群の一部として知られている 。この中には、琉球王国時代から明治初期にかけての中国(清朝)や米国との外交に関わる文書や、明治初期における炭鉱開発や沖縄本島との海運に関わる文書も含まれている。
※「宮良殿内文庫」の資料画像の閲覧に際しては、琉球大学附属図書館から公開されているものが開きますので、閲覧画面や利用方法等は従来の3機関のものとは異なります(資料画像の利用法等については、アジ歴の資料検索画面上部に表示されている「資料画像の利用について」をお読み下さい)