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南京大学にて実施のワークショップへの参加

2023.07.26

 2023年7月12日、中国・南京において、南京大学中華民国史研究センターが主催する日中米3か国のアーカイブ機関が集う「海外のアーカイブコレクションと近現代日中関係の学術ワークショップ」が開催され、同研究センターの招聘により、アジア歴史資料センター(以下「アジ歴」)、ハーバード燕京図書館(Harvard-Yenching Library)の関係者等が参加しました。


 冒頭、各機関の代表から基調講演が行われ、波多野澄雄アジ歴センター長が、「アジア歴史資料センターの挑戦」について講演を行いました。その後、村田雄二郎同志社大学教授(アジ歴諮問委員会委員)、金子貴純アジ歴研究員を含め計8名の研究者が、近現代の日中関係史について発表を行いました。南京大学や南京師範大学等の約30名の学生や院生が、聴衆として参加しました。


 各機関にとって、本ワークショップはコロナ収束以降、3年半以上ぶりの国際的な集まりであり、対面により議論を深めていく意義が再認識されるとともに、各機関の代表者から、ワークショップを契機とし、今後とも交流を継続していきたい旨の発言がありました。また、アジ歴は多くの貴重な資料をネット上で公開しており、中国のユーザーから高く評価されている意見も聞かれました。


 アジ歴としては、引き続きアジ歴の取組を積極的に紹介することを通じ、海外の研究者や教育関係者に日本研究の可能性をアピールすることに努めるとともに、コロナ禍で滞っている東アジア地域等、海外の類縁機関、ユーザー等との交流や広報活動を再度活性化させていく所存です。