アジ歴資料で時代考証――画家・津絵太陽さんに聞く絵画制作時の活用事例
第4回アジ歴オンラインセミナーでは、アジ歴ニューズレター第38号(2022年8月31日発行)でお話を伺った画家の津絵太陽氏をお招きして、クロストーク形式のオンラインセミナーを開催します。津絵氏は、1936年にハイラル(現在の中国・内モンゴル自治区の都市)で撮影された一冊の写真アルバムと出合い、かつて「満洲国」と呼ばれた時代をめぐる絵画作品を制作しています。写真に写る人物を特定し、アルバムの来歴を探ることで、ひとりひとりの歴史に迫ろうとする画家が歴史を追体験する過程では、資料が時代を超えて人と人をつないでいきます。今回は、アジ歴の金子貴純研究員と大川史織調査員が聞き手となり、津絵氏の絵画制作で用いられたアジ歴資料を紐解きます。
エゴ・ドキュメント(日記、手紙、回想録など一人称で書かれた史料)や歴史資料を用いた作品制作・時代考証、アジ歴活用の新たな可能性に関心のある方のご参加をお待ちしております。
1.開催日時 2023年3月24日(金)午後4時〜5時30分
2.開催方法 Zoom ウェビナー (参加無料)
3.セミナー内容
ゲスト 津絵太陽(つえ・たいよう)
1996年宮崎県生まれ。画家。東京芸術大学大学院美術研究科油画技法材料研究室に在籍。満蒙開拓移民として満洲に渡った曾祖父と、内モンゴル東部(旧満洲国興安省)出身の妻を持つ。自身のルーツとしてある「満洲国」をたどる絵画作品を制作している。
司会・進行 金子貴純 研究員、大川史織 調査員
(1) 本セミナーの趣旨説明
(2)津絵太陽氏プロフィール紹介
(3)クロストーク
(参加者からのご質問はZoomのQ&A機能で受け付けます)
※言語:日本語(同時通訳や字幕はつきません)
4.対象 どなたでもご参加できます
参加申込み(締め切りました)
※参考資料 アジ歴ニューズレター38号「津絵太陽氏インタビュー」
https://www.jacar.go.jp/newsletter/newsletter_038j/newsletter_etc_038j.html
お問い合わせ E-mail: jacar_enquire@archives.go.jp
担当 土田、金子、大川