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 日露戦争時のロシアに対する諜報活動(明石工作)で著名な陸軍軍人です。 明治34年(1901年)にフランス公使館付き武官となり、翌年ロシア公使館付きに転じ、日露戦争が勃発すると中立国スウェーデンに移ります。 以後、この地を拠点として、ロシアの革命党と連絡をとり、資金を提供して彼らの活動を支援しました。大正8年(1919年)に没。享年55歳。
 明石元二郎に関する資料は、当アジア歴史資料センターに多数収録されています。具体的に資料を探しだす方法は、以下のとおりです。

 1.「検索メニュー」画面に進んで、「キーワード検索」をクリックします
   (あるいは「キーワード詳細検索」でもけっこうです)。
 2.「キーワード検索」画面のキーワードに「明石元二郎」と入力して
   「検索」ボタンを押します(「キーワード詳細検索」も同様です)。

 この方法で「明石元二郎」をキーワードにして検索すると、153件の資料が一覧表示されます。また、「明石大佐」をキーワードとして入力したり、年代を特定して検索していただくと、別の資料が一覧表示されます。

解説文や年表の中の下線の付された文字は、
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出  来  事
元治元年
(1864年)
現福岡県に生まれる
明治22年
(1889年)
陸軍大学校を卒業
明治34年
(1901年)
フランス公使館付き武官となる
明治35年
(1902年)
ロシア公使館付き武官となる
明治37年
(1904年)

日露戦争勃発
 明石はこの直後にスウェーデンに移り、ロシア国内の革命党の活動を支援します。
(『坂の上の雲』文庫版第4巻、168〜172頁)

表 題:明石大佐公使館附職務の件
レファレンスコード:C03025684300
 明石をスウェーデン公使館付き心得とすることが記されています。
(防衛省防衛研究所所蔵)

表 題:機密費払戻の件
レファレンスコード:C03020210900
 明石に対して機密費10万円を支給したことが記されています。
(防衛省防衛研究所所蔵)

表 題:露国新聞「ノボエウレミヤ」紙上ニ明石大佐ト露国革命等トノ関係掲載一件
レファレンスコード:B03040812100
 日露戦争後の明治39年(1906年)、ロシアの新聞『ノーヴォエ・ヴレーミャ』(『新時代』)に明石とロシアの革命党との協力関係について報道されたことの報告です。
(外務省外交史料館所蔵)

明治43年
(1910年)
朝鮮の憲兵隊司令官となる
大正7年
(1918年)
台湾総督となる
大正8年
(1919年)
10月26日、没(55歳)